3月も今日で終わり。
29日(金)に京都の樂美術館から送られてきた『樂歴代』。
京都で北野天満宮から移動中、一条戻り橋の近くで、不意に!市バスを降り・・・(いつもの行き当たりばったり性格が、ここでも発揮!)。
先祖は渡辺綱で・・・『僕の家は昔から豆まきをしたことがない』という五百蔵さんに是非、この「戻り橋」の写真を見せてあげたいと思い・・・(これが、おまさん所のルーツね。ハハハ。)
で!ここからちょっと行った先に樂美術館が在る事を思い出し・・・(時間もあったので行ってみる事に)。
『定本 樂歴代』出版記念 樂歴代名品展(樂家歴代が手本として学んだ伝来の茶碗)
※平成25年3月9日(土)~7月7日(日)月曜休館(祝日は開館)
能・狂言・歌舞伎の世界でも『伝統を受け継ぐ仕事』とは、その大半が家業・血筋など本人の意志とは無関係に自分に備わり、続けていかねばならない『受ける』という行いに計り知れない重圧がある事を忘れたらイカンね。
けんど、こんな時代にもちゃんと受け継いでくれる人がおる。
本当に嬉しいというか感謝やね。
やっぱり今回一際、目を引いたのは篤人(惣吉)あつんど(そうきち)の赤樂茶碗やねえ(今年32歳)。
もうねー!見るからに『やさしい~♡。』
これからが益々、楽しみな「なり」やったき。
今年2013年1月3日に放送されたNHKの『プロフェッショナル・四百年を背負い「今」を焼く・樂家十五代 樂吉左衛門』
学芸員のおじさんとの会話・・・「なかなかNHKさんも力を入れて、手間も時間も惜しまんと、ようー!撮影しちょったですねえ。」『ええ、去年は頻繁に足運ばれて、撮影されていましたよ。』
「でも、まあ~よくあれだけ樂さんが中の撮影を許可されましたねえ。」
『ええ、私らも長い事お付き合いさせてもらっていますが、今回初めてテレビで中を見させてもらったんです。』
「あらまあ~(笑)!」
「樂さんの『そんな特別な隔たりはありません。プロフェッショナルなんて、いません。そんなものいません!』という言葉が印象的やったです」なんて話をして。。。
館内階段の脇には「こでまり」の花も上品に生けられちょって・・・(ここはいつ行ってもホッと!する。)。
受付の方も、他の美術館とは違って、ざっくばらんに話が出来るき・・・(RAKUだけに楽しいがっ!)結果→また行きたくなる。。。というシステム!?
至る所に樂吉左衛門、またそれを取り巻く人々の息づかい人柄など自然と見えてくる・・・そんな現代に最も必要な空間。
それが樂美術館(ありがとう)。