必ず寄る店があるがやけんど・・・。
老舗カフェ『ソワレ』。
四条河原町の高瀬川ほとりの喫茶。
店内には東郷青児の作品が飾られ・・・(これ見るたんび・・・小説家を志し、北海道に夫を残して上京してしまう無責任さと大胆さ、東郷青児と会ったその瞬間に恋に落ち、そのまま彼の家に居ついてしまうという決断の速さと奔放さ。。。そして、男の気持ちが離れていったときは、けっして後追いしない潔さ。知性と品を備えた女っぷり。そう!あの宇野千代を思い出すのです。アハハハ。)。
店内はBGMもなく・・・不思議な輝きを増すブルーの照明が、より一層、魅惑の世界へ誘ってくれる。
いつも決まってウィンナー珈琲を頼むがやけど・・・。
ホイップクリームと『B』(ブランデー)を好みの量で入れる事が出来るき、嬉しいがっ♡。
かつて高知にも、この雰囲気と似た茶房『セザンヌ』があった。
残念ながら2007年に閉店したけど・・・。
そこは、あらゆるジャンルの人がカフェに集い、そこで育んだ人間関係からまた新しい文化や芸術が生まれて・・・(ある種、文化人の溜まり場やったねえ。)
一杯のお茶でずっと話が出来るような感じやったき、経営面から見たら到底、採算も合わんかったろう。
けんど、あそこへ行けば、誰かに会え、実のある話しができると思えるような場所で。。。
たとえばインターネットの中で、いくつか討論の場があっても匿名で議論をするような空間には真の文化は、いつまで経っても生まれはせんきねえ。
よいインテリアや音楽、そこに漂う空気を肌で感じ・・・そういうものが揃って初めて、デッスカッションする人たちも、まるで舞台の主役にでもなったような気分を味わい話が出来よったがやないろうか。(→まあ~あんまり、そこだけに甘んじ過ぎても本当はイカンがやけどね。。。)
でもそいうのが結局、学校のお勉強では学べない教養・センス・そこでの思い出も自然と身についてくるわけで・・・。
これが文化の発信地やって思える所やった。
やき!県外へ行っても、そいう名残のあるような珈琲屋にどうしても足が、ひっとり向くがよね~♡。
ちなみに下の写真はソワレのご近所、裏路地にある『築地』。
例によりウィンナー珈琲を注文して・・・(次回はアイリッシュ珈琲にチャレンジしてみようと決意☆。)
まだ『フランソア』には行ったことがないき、これまた次回の課題として取っておくべし(ニヤリ~!)。