夏半

Posted on 2021年 4月 30日(金)

3日
高知県高岡郡佐川町の名教館に学んだ水野龍は我が国における珈琲文化の父と言っても過言ではない…。
1910年カフェーパウリスタがブラジル共和国サンパウロ州政府より東洋における珈琲の販売権を一手に受け、全国的に販売したのが始まり。
翌年にはプロコプを模した白亜三階建の洋館を東京銀座に設立。
そう、あの「鬼の如く黒く恋の如く甘く地獄の如く熱き」がキャッチフレーズの『銀座 カフェパウリスタ』
佐川の「旧浜口邸」にて一杯の珈琲を所望。

 

 

 

 

 

7日
三葉躑躅(みつばつつじ)
田んぼの水鏡

 

 

 

 

 

13日
虎杖(いたどり)
Japanese knotweed
さわやかな酸味とコリコリした歯応えのあるイタドリ。
高知の田舎では煮物・油炒め・酢漬け・酢の物・散らし寿司の具などにも利用されます。
茎は皮を取ってさっと湯にくぐらせ、一晩水にさらして酸味を抜いてから調理します。
塩漬けや冷凍保存しておくと年中食べることができます。
今日は、その酸味を抜いたイタドリに、ゆがいたキャベツ、じゃこ、クルミ、麺つゆ、ぽん酢、えごま油を混ぜ合わせ…。
これをしばらく置いておくと味が、よく馴染みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14日
白米がとにかくすすむ…(笑)。
butterbur
フキと油揚げの炒め煮
ふきの香りは、春の訪れを告げてくれます。相性の良い油揚げと共に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16日
わらび
Bracken
わらびは重曹でアク抜きし(水につばけて、8時間ほど放置)。
わらびの根本を包丁の裏で叩き、粘りを出します。
ざく切りにして、軽く絞り…。
塩もみしたあと、水洗いしたキュウリを絞り「麺つゆ、らっきょう酢」で和えます。それに、すりごま、かつお節を混ぜたら出来あり。
叩きにするとワラビのとろみも出てとても食べやすく、ビタミンB2も含まれ補酵素の役割も大きいです。
またわらびは、早蕨(さわらび)とよばれ、
俳句では春の季語にもなっています。
早蕨は、万葉集にもその名前をみることができます。
江戸時代は絵師の俵屋 宗達 尾形光琳など絵のモチーフとして好まれました。
文様は、わらび熨斗や着物の意匠にも用いられ昔から風流なデザインとして、密かな人気があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

18日
Peggy Diary
4月に入っても朝晩は、何となく肌寒いよ〜。

 

 

 

 

 

20日
花筏(ハナイカダ)
花の咲き方に特徴があり、葉っぱの真ん中に花が咲きます。このため、花や実が葉に乗っているのを筏に見立ててこの名前がついたそうです。

この花筏ですが聞くところによれば…。
春に出てくる新芽や若葉を柔らかいうちに、ちぎり採り、生のままを天ぷらにしたり、ゆでて水にさらしたものを、おひたし、辛し和え、茶碗蒸しや丼の青みも出来るそうです。
また油で炒め、塩、コショウ、ソースで味付けしても美味とか。
特に佃煮は醤油、みりん、砂糖で調味し煮詰めると松茸に似た芳香を放つとの事。
実は、生食の他ジャムなどに加工しても美味しいという事です。