12月1日
お正月飾りが出来るまで。
【成形】
ブラシをかけて、土本来の力を引き出す。
これで大体、完成。
ここまでが、成形の過程です。
12月2日
お正月飾りが出来るまで。
【箱詰め】
作品を入れる箱にシールを貼ります。
12月3日
お正月飾りが出来るまで。
【箱詰め】
新聞紙をちぎって、丸めます。
: 明日は、第二回目のお正月飾り展です。皆様のご来場お待ちしております。
12月4日
お正月飾りが出来るまで。
【箱詰め】
作品を紙に包みます。
: 今日は、また雨の中、ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
12月5日
お正月飾りが出来るまで。
【箱詰め】
作品とDMを箱におさめます。
ここまでが、箱詰めの過程です。
12月6日
この干支シリーズは、とても壊れやすいです。
無事、務めを終えたとき、もう必要なくなったなと思ったときは、そっと土に還してあげてください。
もし飾っている途中、何らかの事情で壊れてしまっても、そこは決してもったいないとか、残念だとか、落ち込んだりする必要はありません。
寧ろ、その時この子はあなたの役に立つことが出来、悦んでいます。
カタチあるものは、やがてなくなるのが常。
それが、この子のお役目なのですから。
『迦陵頻』は、土へ還すことで、その新しい土地で蘇生し、またこの世の中を見守り続け、自然と人との共栄を願う作品になります。
子からスタートし今回で10回目を迎えます。
毎年、お正月飾りを制作しながら思うこと、それは『目には見えない気を入れていく』これが自分の仕事ではないかと思っています。
皆様におかれましては手に取って、そんなことを感じていただけたなら、これ幸いに存じます。
12月11日
本日、道の掃除を兼ねて、焼き芋。
芋は濡らした新聞紙を巻き、アルミホイルで包みます。
落ち葉の火力は、最高です。
12月15日
鈴生りに赤い果実をつけた冬苺(ふゆいちご)Rubus buergeri。
実は口に入れると、すっぱいく葉は丸っこく、浅く3裂しています。
葉表は緑色、やや褐色がかった緑でツヤもあり、縁には細かい鋸歯(きょし)があります。裏面には細かい毛もあり、別名を寒苺(かんいちご)とも呼ばれます。
12月21日
21日冬至(とうじ)
一陽来復のとき。昼がもっとも短いこの日から、日あしは徐々に伸びて行きます。
本日、季節の台所仕事。。。
「カボチャのいとこ煮」
「里芋の柚子味噌和え」
「玉ねぎと柿のシーチキンサラダ」
冬至に欠かせない柚子は太陽を意味し、弱まった太陽の気を補うものと考えられていたという説もあります。
太陽の復活祭と柚子湯。
温かい柚子湯に浸かって身体を清め、太陽の復活への思いが込められているようです。
12月24日
冬苺(ふゆいちご)を使ったクリスマスケーキ。
スポンジケーキにクリームを塗って、ただ果物を乗せただけですが…。
これで材料費は¥1000内で収まりました。
ありがとうございます。
12月25日
“Merry Christmas Mr. Tomitaro”
12月30日
本日、お正月の支度にて候う。
part1
土佐流を基本とした白米を敷いた上に御鏡を載せます。
裏白(ウラジロ)を挟み、上には橙(ダイダイ)を載せて、ゆずり葉をブスッと!刺します。
裏白の葉は、裏が白い事から、隠し事なく正直に生きますの意。
ゆずり葉は、新しい葉が育ってから古い葉が落ちることから子孫繁栄。また人に譲るという意味もあります。
橙(ダイダイ)は、代々を意味し家が代々続く事を意味します。
昆布は、よろこぶに通じ喜び多い年であることを祈ります。
干し柿は、「来」の意で喜ぶが来る事を願います。
スルメは、室町時代の頃からお金を「お足」と言い、足の多いスルメは縁起が良いとするところから来ているそうです。
お正月の鏡餅は新しい歳神様のお供えもの。作物の中で最も大切な米で搗いた餅に海の幸、山の幸をあしらい、豊かな実りがあるようにと祈りを込めてお供えすします。
このまま松の内が明けるまでは、この状態です。
鏡餅は、御鏡、 餅鏡、あるいは具足餅などと、いろいろなよび名で古くから私達日本人の生活の中に深く結び ついてきました。お供えものや飾り方は地方や家々によってさまざまですが、それぞれの謂れの中に昔の人々の智恵と幸せへの祈りが今に伝えられています。
part2
師走の気忙しさを横へ置いて…。
ピアノコンチェルト第2楽章より(ラヴェル)を聴きながら生花との対話。
よいひと時で御座いました。
12月31日
皆さま今年も大変お世話になりました。
来年も引き続きヨロシクお願い致します。
では どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。
中山みち
2016
蘭陵王(らんりょうおう)
Ranryoo
申 Monkey
W7×R6.5×H5cm
土佐の土
Tosa Japanese Soil