三月末に高知市は神田の土佐養生膳『加尾の庭へ』。。。
この日は、高知市の鬼田酒店さん主催によるワイン会に招待を受け・・・。
テーマ [桜と、春の旬の食材とワインを楽しむ]
オーナーである四国運輸株式会社：元社長の小川雅弘氏より挨拶もあって。。。
２０１０年ＮＨＫ大河ドラマで放送された『龍馬伝』。
その中に平井加尾という人物が出て来ます。
幕末に活躍した土佐勤王党の志士・平井収二郎の妹で、坂本龍馬の初恋の人。
後に明治３１年の第１次大隈重信内閣で警視総監を務める西山志澄（ゆきずみ）と結婚。
その後は隠棲し、この『吉野園』で共に暮らし一時期住んでいたとされています。
邸宅は何度か改装されているものの、園内を彩る桜やモミジ、ツツジといった四季折々の花は当時のまま。
また敷地内に、かつて『六角堂』があり・・・。
植木枝盛や板垣退助らが謀議をめぐらしたとも伝えられています。
５０年前に父が、この邸宅を購入。
以来、私邸として利用してきました。
ＮＨＫ大河ドラマ「龍馬伝」では、龍馬と加尾の関係が描かれたのをきっかけに、この庭が一躍有名となり、全国から見学の方も増えるようになりました。
またこの場を、会場に講演会を開いたこともあり・・・。
それならば、多くの方に広く知ってもらい、また新たな観光名所にと、昨年料理屋をオープン。
心と体の関連性を考慮した『土佐養生膳』は県産食材をふんだんに使い、他にはない独自の献立となっております。
今日は、この吉野の桜を愛でながら、ごゆっくりお過ごしいただけたらと思っております。
ワインリスト
イタリアのヴェネト州、生産者はトレヴィジオール ぶどう品種はグレーラ、シャドル プロセッコ・トレヴィーゾ プリュット<スパークリング>
フランスのアルザス地方、生産者ジョスメイエー ぶどう品種はピノ・オークセロワ、ピノ・ノワール ２０１１ブラン・ダスザス “ア・ノワール”<ロゼ>
ブルガリアのパザルジク州、生産者はベッサ・ヴァレ ぶどう品種はメルロー、シラー、プティ・ヴェルド、カベルネ・ソーヴィニヨン ２００９エニーラ<赤>
◇前菜三種 筍の木の芽和え 菜の花のお浸し 姫サザエの肝和え
◇百合根とキャベツのスープ
◇地物アオリイカと旬野菜のサラダ
◇地魚のフルーツトマト餡かけ
◇土佐あかうし 椎茸ソース
◇海老と桜華のはさみ揚げ 地物山菜添え
◇地物しめサバの押し寿司 味噌汁
◇二種類のジュレ・ドゥ・ヴァンと旬のフルーツバルサミコソースがけ
友人とワインに食事を囲みながらの会話を楽しみ。。。
ぼんやり頭の中では、平井加尾をイメージしつつ・・・。
人は、悲しみや苦労を経験するから、幸せが来た時、そのありがたみが分かるがやないろうか！？
苦しむ事は、けっして悪い事だけでもない。
寧ろ、幸福感の感度を鍛えるための試練なのではなかろうか？
などと思いを巡らせながら・・・。
その「龍馬の初恋の人」って・・・。
どうながやろう！？
ここは殿方のロマンを壊すようで大変、申し訳ないのですが・・・。
案外、本人はそんなこと、どうでもよくて・・・。
武家の妻女であり土佐の女性でもあった加尾さん。
また違う角度から見てみると、意外な一面が見えて来そうだと思うのですが・・・。
まあまあ。。。
人の夢を、壊してはなりませぬ（ふふふ）。。。
