June bride

Posted on 2013年 7月 10日(水)

ようやく梅雨も明けて・・・いよいよ煮炊きしたものは必ず朝晩2回、火を通さんとイカン時期に入ってきたよ。

先月は6月で一般的にジューンブライド(結婚式)が回りでも多かったけんど・・・。

伺った先々の、お式はどれも心温まる素敵な空間に、ご案内いただき心から感謝です(ありがとうございました)。

この英語名であるJuenはローマ神話のユピテル(ジュピター)の妻ユノ(ジュノー)から取られ・・・。ユノが結婚生活の守護神であることから6月に結婚式を挙げる花嫁を「ジューン・ブライド」(June bride,6月の花嫁)と呼び、この月に結婚をすると幸せになるといわれています。

そうねえ~。

近所のお年寄りと話ししても昔は結婚する前に両親や祖父母、仲人さんが結婚の覚悟を言うて聞かせるのが常やった様子。

お葬式のような死に装束と同じで花嫁は白無垢姿になる(つまり自分を捨てるということ)。

また白無垢の衣裳に、懐剣(かいけん)が入っちゅうけんど、あれは守り刀ではなく、帰って来るような不始末をするぐらいなら、自害しろと渡れれたものらしい。

それくらい人生の覚悟を決めさせたのだと思う。

特に戦争中は結婚式の当日まで相手の顔も知らんかったという事も多々あり、みんな泣く泣く嫁にいったという話し。

『今とは時代が違う』と言われればそれまでやけんど・・・。

少なくとも現代のように歯をむき出しにしてゲタゲタ笑いながら、お嫁に行く人なんかおらんかったがやないろうかねえ!?

そう考えたら・・・昔の人の方が、ちょっとしたことでも幸せを感じる事が多かったのでは?と思ってみたり・・・。

婚礼前に、いろいろ聞かされたけんど、それよりはまし・・・とか!?

今は、結婚イコール幸せだと思い込んでいるから、結果こんなはずじゃなかったと、みんな不幸になる。

恋愛は夢で、結婚は現実。

結婚式とは夢との決別のためにある。

予め、そんなふうに心得ておけば特別、苦に思わんで済むがじゃないろうか。。。

まあ~うちんトコの年寄り連中は、あまりにもそんな兆候のない私を見兼ね、密かに察してはくれゆうがやとは思いますが。。。

分かっちゅうでー!

いっつも心配かけて、すまんよ~!

けんど、こればっかりはねえ。。。

どうなるろうよ(グっほ!)。

たまには年寄りの話しも聞くもんですばい(アハハハ)。

ちなにに先月は大阪の四ツ橋まで。

大学の恩師・西村公泉先生の退職送別会へ出席。

在学中は、出来の悪い生徒で大変申し訳ございませんでした。。。

 

「先生、人にモノを教えるがというがはホンマに!難しいことですねえ。恥ずかしながら教える立場になって判ったこと山ほどあります。先生がよく言いよった『人あっての自分を忘れたらアカン』は、今もちゃんと心の中で生きてますよ(笑)。」

大学でのお勤め本当に、お疲れ様でした。

また一層のご健康と、ますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

中山みち