JR九州は、寝台列車「ななつ星in九州」の運行を今月は15日よりスタート。
こだわり抜いた車両は高級ホテルにも負けない仕上がりで、車内で過ごす時間を楽しみながら観光地に立ち寄るという、新しいスタイルの旅を提供。高齢者や海外客をターゲットに、将来的には九州観光の目玉の一つに育てたい考えである(長崎を巡る1泊2日と、宮崎、鹿児島を回る3泊4日の2コースを1週間で各1便運行する。いすれも博多駅発着で、大分、熊本に立ち寄る。総工費30億)。
デザインを手掛けた水戸岡鋭治氏の話し
◎客の立場で最高の車両に
家具や照明、インテリアまで、ななつ星に使われているものには全て図面から起こしたオリジナル。だが作品を作っているのではないので、面倒でもお客さまの立場を考え、使い勝手の車両にしなければいけない。乗客は狭い部屋で最長4日間過ごすので、それに耐えられるような細かい配慮と、密度の高いデザインに挑戦した。一番大事な音や振動、空調などのハード面も含め、九州新幹線の100倍の手間が掛かっている。ホテルが移動するのはどれだけ大変なことか。でも見事に移動すれば、景色はどんどん変わるし、リゾートホテルの比ではなくなる。ななつ星そのものが観光地になる。ヒットする商品というのは懐かしくて新しいもの。新しい価値観を生む夢に向かっている。
との事で・・・。
JR九州の担当者は世界の名だたる豪華列車に乗り、車両設備や接客サービスの研究を重ね、これまで日本になかった列車の旅を現実するため、中でも目標としたのは豪華列車の代名詞「オリエント急行」である。
オリエント急行の黄金期は1930年代。フランスの世界的デザイナーのラリックらがデザインを手掛け、そのクラシックな内装は「走る美術館」とも評された。
『ななつ星in九州』
・ 「古代漆」をイメージした濃いワインレッドの車体に、輝く金色のエンブレムー。
・ 客室の窓は場所によって大きさが違う。寝ながら景色が見えやすいよう、部屋の窓は、ベッドの高さに合わせて縦長で低い位置まで広がっている(設計に手間がかかるため通常ではできない仕様)。
・ 食器は当初、量産品を考えていたが「よい食事には良い食器を使いたい」と、有田焼の白磁を特注。フルコース料理でも足りるように、職人が手仕事で約2千枚の皿を仕上げた。フォークやナイフは政府専用機も使われる「山崎金属工業」(シルバー)、酒を飲むグラスはオーストリアの「リーデル」製と一流品がずらりと並ぶ。
・ 乗務員は社内外から公募し、航空会社の元客室乗務員や元ホテルマンら、1年前から採用して、さまざまな訓練を積んだ。大分・湯布院の老舗旅館「玉の湯」に泊まり込みで接客を学んだほか、東京ディズニーリゾートでも研修を受けた。ラウンジ車に設けられたダンススペースで乗客の相手を務めるために、社交ダンスも習うという徹底ぶり。
・ 天井から壁、床までふんだんに木材を使い、すべての客室にある洗面鉢は人間国宝の故・十四代酒井田柿右衛門の有田焼。ドアの横には福岡県の大川家具職人による星の形が入った組子といった、九州の技が随所に光る。
・ 料理は、福岡市のすし店「やま中」の職人が車内ですしを握るなど、九州各地の有名店から料理人が乗り込んで提供する。それとは別に料理長も常駐し、乗客の求めに応じ随時、食事を出すこともできる。
うんー!
これなら間違いなく国内旅行客は勿論!海外からもわざわざお客さん乗りに来る。
マホガニーやウォルナットを使用したアール・デコ(ため息が出るような優美な内装)。
和洋折衷のデザイン。
きっと、ここで過ごすとなったら・・・。
おめかしもしたくなるでしょう。。。
そうなったら、それなりの服も揃えて・・・。
いつもよりは、ちょっと高級なワインだって飲みたくなる。
こんなにも美が介在する事で、そこには連鎖反応も起き・・・自然と衣も食も売り上げを伸ばしていく。。。
今の世界に最も必要な文化。
とは言っても・・・。
客室は14室で、店員は30人。
最も高価な部屋は1室2名・約113万円。
高額だが、JR九州が販売する国内向けの便は来年6月まで完売し、倍率は7~9倍。申し込みは60代以上が半分を占める。
フッーゥ!
なかなか生活に余裕がないものとしては、夢のまた夢・・・。
けんど、死ぬ前に一回は乗ってみたいちゃあ~(笑)。
心に潤いを与える美の力・・・。
エレガントで優しい文化は
自分にも他人にも優しくなれるし、寛容にもなれる。
そして、和やかな社会にもなれると思うのです。
この世はニセモノだらけ、嘘だらけの中で・・・本物になろうとすることは容易なことでは御座いません。
ましてや二日や三日で身につくものでもありません。
けれども「そうなりたい」と考えている人と、そうでない人では、その人生に天と地の開きが出てくると思うのです。
とは言うたものの。。。
これ少しは社交ダンスも勉強しちょかないかんよ(笑)。
防災講演会
復興支える縁の下の力持ち
家曳き職人「岡本直也」さんの話を聞こう
日時:11月5日(火)午後6時半~
場所:下知コミュニティセンター4階多目的ホール
テーマ「液状化被害の住宅修複と備え~東日本大震災被災地からのメッセージ」
震災直後の浦安市を皮切りに、液状被害の住宅の沈下修正に奔走。宮城県石巻市では雄勝の桑浜小学校の修復工事に関わるなど被災地の建物の現状と被災地からのメッセージを伝えてくれます。
主催 下知地区減災連絡会
後援 下知コミニュティセンター
運営委員会防災部会
以前、ブログでも紹介させていただきました岡本さん。。。
詳しくは→ http://ameblo.jp/iehiki-okamoto/
ワタシですか?
モチ!出席です(笑)。