学園祭の準備に全力で取り組んだ、あの一週間。
その間いろいろハプニングもあったけど・・・。
何とかカタチに出来て、本当によかった。
通常、年度末の2月に学園祭は行われるがやけど・・・。
今年はどうしてか!?12月になってしまい・・・。
4月に予定表を渡された時から、これはちょいと!?無理があるなって思っていたものの・・・。
やっぱり、蓋を開けたら作品の数が少ない・・・。(そりゃあ~勿論!こちらも学園祭に向けて、授業内容も工夫し進めて行くわけやけんど・・・。「あのねえ~すみません、うちんトコの生徒は、よそ様の学校とは違うて時間をかけて、ゆっくり制作させてあげんとイカン子たちばかりながですが・・・。」)
教室も美術室はなく、理科室での授業(水道の蛇口は4つ)。また室内は、作品を収納するスペースも、粗ないに等しい。またその都度、きちんと片づけをして出ないと次、別の授業が(社会・理科など)控えているため迷惑を掛ける事になる。そうなると制作課題も限られてくる訳で・・・(本当に、やりくりするの大変。)。
教える方もそうやけど、美術が好きな生徒にとっては、とても満足できる環境ではないのも確か。
それでも今回は生徒の方から『作品、出したい!』って子が多かったき、嬉しかった。
あらかじめ普段の授業でも「未完成以外は、すべて氏名ありで展示します」の公言をしちょったき、それでも日が迫って来るにつれ『先生、絶対!出さんとってよ!』なんて言う生徒もいたり・・・(難)。
しかしそんな生徒に限って、自分の作品が展示されていようものなら、ニコニコしもって作品の前で記念撮影しゆうき・・・(驚)。
ちょっと!マジ!やれんがやど・・・(笑)。
場所は、普通教室の部屋を借りての展示。
毎年、どんな演出にするか!?が課題でもあり、楽しみでもあるわけで・・・。(すみません~もう、ここは私の独裁でやらさせてもらっています。)
まわりの先生たちは、時期的にもクリスマスを用いた装いが多く、そこは若い先生に任せて・・・(こちらは比較的、落ち着いた空間づくりに)。
今回は土佐和紙を(桃・白・ヨモギの三色)思いっ切って天井から吊るし、間仕切りを試みて・・・(想像しちょったよりも結果、豪華になったき・・・よかった)。
床にも和紙のフワフワを敷いて、黒板にも使ってみたりと・・・(土佐和紙さん大助かり!!!ありがとう♡)。
そして生花。これがあるとないとでは随分、趣も変わってくる・・・(ゆずり葉・千両・椿・蝋梅・竹・南天は自分トコの山で採取して来て、その他のユリ・ラン・菊・松などは近くの店で買って来たもの)。
ここは生徒の発表の場でもある訳やき、ゲン担ぎも兼ね松竹梅は重要・・・幸い亡き母が、お花の先生やったので・・・それなりに生けれるようには仕込んでもろうちゅう(ありがとう!洋子さん)。
ワイヤーで作品を吊るす時も、生徒は客観的に見てくれるき『こっちが、低い』とか『そっちが、高い』『あと2センチぐらい、ずらして』とか適格な意見を言うてくれる。また明らかに手伝いに来たわけじゃない子でも、「この花瓶と、その花瓶、ここえ置くならどっちがいい?」とかって、どんどん生徒に聞いて任して進めていくところが、今回とても面白かったかな。
部屋に入って来るなり『う~わ』って歓声を挙げて入って来てくれるき、「本当に!超~嬉しい。」その声を聞くたんび、今までの疲れが一気に吹き飛ぶ。また『この部屋すごいね~!』って言うてもらったりすると、何か!?生徒から暖かいエネルギーを分けてもらう感じがしたがよね(生徒ってスゴイね!)。
また保護者の方も観に来られて・・・。
その中には結構、若いお母さんもいたり・・・。
後で、たまたまそこに居た女子グループに「ちょっと聞くけど、お母さんって歳はいくつぐらい?」って尋ねたら、だいたい40代が多かったけど、中には35歳って言う子もいたり・・・。
やっぱり!一番、恐れちょったことが出てきた!!!
「お母さんと先生は同じ年かえ!?来たよ!この時代。逃げることも隠れる事も出来ん!キャア~!」
生徒には『まあ~あんまり気にせられん。』って慰めてもろうたけんど・・・(複雑)。そうよね~。まわりの友達らあは子育て真っ最中ながやし・・・。自分も普通に子供がおっても不思議ない歳やしね。ちょっと考えるねえ(トホホ)。
けんど、何はともあれ学園祭も無事終わり、今年の授業も終了して・・・。
今、授業に来てくれゆう生徒は、みんな100点満点よ(一人一人が本当に、よー頑張ってやりゆうき♡。)。
また来年の1月からも楽しみ。
と!? やっと一息かと思われたら、通信のレポート採点が山のように積まれており・・・(泣)。もう~それは来年よ!学校に出さなイカン別の書類もあるし・・・。ちっとは自分の事、家の事もせなイカンしね(結局、休みなしじゃいか!?)。まあ~程々に頑張ります(笑)。
ちなみに・・・。
いつもお世話になっている土佐和紙の会社は・・・。
株式会社MORISA(モリサ)
〒781-1103高知県土佐市高岡町丙570-2
TEL(088)852-1177/FAX(088)852-6622
高岡に嫁いだ姉の紹介で、ざっと10年ぐらいのお付き合いでしょうか。
日々、研究開発に取り組んでいる姿勢も、とても素敵です。
毎回、こちらも勉強させてもらっています。
モリサさん、これからも宜しくお願い致します。