忘れもしない。。。

Posted on 2014年 6月 23日(月)

そう!

この夏は7・8月と作品の集中に入ります。

ここは夏の受験生バリに、額には「合格」のハチマキをまいて頑張るガッ!!!

その~!

どこに合格しようとしているのか?

全く分りませんが(笑)。。。

なるべく外には出歩かず制作に打ち込むつもり・・・。

いや!普通に考えてもチンタラ~しゆう場合じゃない。

現に収入も途絶えちゅうし。。。

ここは真剣にやらなあいかん。

真剣に。。。

さてさて

今月は12日。

亡くなってから・・・。

早いもんで、まる5年目を迎える母の命日。

11日は、半日かけて墓様を水で洗い清め、拭き掃除など・・・。

しきびに花も生けて、線香を焚いて。。。

まあ~しかしこの洋子さんという人は、実に面白い人やった☆。

自分が、ここまで来れちゅうがも、云わばこの人お陰やと思うちゅう。

早くから「世の中とは、人間とは、人生とは」

を言葉でなく感覚で魅せてくれたお人。。。

かなりの苦労人ではあったろうけんど、いつもそんなことを感じさせん人でもあった。

そうそう

お葬式の時、会場は大ホールを借りても間に合わず・・・。

お焼香の方も沢山、押し寄せ。。。

終いには、お坊さんの読経が終わっても、まだ人が途絶えんかったというエピソードもあり・・・。

焼き場から出て来る時に当時、中学生やった甥っ子が『おばあちゃんって、いったい何者やったが!?』って言うぐらい到底、一介の主婦とは思えんぐらいの大葬儀で御座いました(あっぱれ!)。。。

まあ、しかし振り返っても、幼い時から舞台公演など、頻繁に連れて行ってもらた記憶もあって・・・。

当時、流行でもあった『女殺油地獄』や、吉田日出子の『上海バンスキング』など一見、子供にはふさわしくない内容かと思われがちですが・・・。

いえいえ!

これが今見ても、自分の人格形成において、最も大事な要素の一つではなかったかと思われます。

んがっ!?

そうかと言って・・・。

忘れもしません小学校4年の時、高知に初めてレゲーが来るとかで・・・。

母の友達も入れて4人で、行く事になり。。。

会場まで生き勇んで行ったまではよかったものの・・・。

スタートして半ば・・・。

小声で。。。

母: ねえ~。あの人がレゲーさん?

友達A: いや~!あっちの人がレゲーさんやないかえ?

友達B: みんなあ一緒の顔にしか見えんし。判らん。。。

などと!横で相談を始め・・・。

それを後ろで聞いていた、若い女性が渋々・・・。

『あの~。あれはレゲーという音楽のジャンルで、決して個人名ではありません。』的な事を教えていただき・・・。

それを聞いた私たち・・・。

横並びで「ガビィ~ン」。。。

その女性には「一つ勉強になりました。」的なお礼を述べて。。。

無論!帰りの車は、一人一人、言い出したのは自分ではないと言わんばかりに人のせいにしまっくって・・・(笑)。

そこは女子高生バリに、ぎゃあ~!ぎゃあ~!言いながら大笑いして帰って来た事を思い出す。。。

やっぱり、こういう時間が如何に大事か。。。

人間は肉体と精神で出来ています。

肉体を維持するために今はビタミン剤や栄養補助食品は過剰なぐらい出回っている。

しかし、もう一方の精神を健やかに維持するものに対して、世の人々はあまりにも無頓着であったり・・・。

では、精神におけるビタミン剤や栄養補助食品に匹敵するものは何か?

それこそが「文化」だと思うのです。

この文化が欠ければ、当然精神的栄養失調が起きます。

何となくイライラしたり、焦りを覚えたり、落ち込んでみたり、自信をなくしたり、理由のない怒りがフツフツと湧いたり・・・。

そんな経験があるとしたら、心が飢えている証拠。

五感に重大な影響を与える美意識こそが地球・世界・人を救う。

 

 

 

 

 

人には、いつか必ず別れの時が来る。

愛する人を失っても、その形が見えんだけで・・・。

心は、そばで見守ってくれていると思えば、強く生きられる。

洋子さん

いつもありがとう。。。