最近は久しぶりにカリフラワーズの『うちにかえろう』を聴きながら・・・♪。
やっぱり声もイイね。
ナカムラさん。。。
「すべての女子は、男性が発するその声で決まる」といっても過言ではないぐらい、それは大事な要素。
以前、NHKは日曜美術館の司会をしていた姜尚中氏。
あの当時、どんなに二日酔いでヘベレケになろうが、あの声聞きたさに、朝は布団から這いずり出て来て・・・テレビの前へ着席(ヨレヨレですが(笑))。
ワーイ!
「今日もエイ声や~♡」。
と!安心したのも束の間・・・(ほんま気持ちえい~!)。
今度は、その優しい声が深い深い眠りへと誘い。。。
沈没。。。
まもなく目が覚めて・・・。
テレビからは『10秒。20秒・・・。』の声が・・・。
ええ!
画面はキレイな将棋盤が映し出され・・・。
姜尚中はおろか、日曜美術館は何処へやら!?
番組は、すっかり次の「将棋の時間」になっていることもしばしば。
美声はねえ。。。
毒ですよ(笑)。
そんな事を思い出しつつ。。。
市川海老蔵 古典への誘い~江戸の華~へ
確か、大学時代に小説家・宮尾登美子氏の『きのね』を読んで。。。
第十一代・市川団十郎とその妻を描いたモデル小説(今の海老蔵さんのおじいさんとおばあさんのお話)。
これを読むことで、また歌舞伎の観方も随分、変わってくる内容だと思います。
そんな思いあっての夜の部 午後6時半からの開演。
◎ 演目・出演者
一、 口上 市川海老蔵
二、 清元素演奏 玉屋 清元菊輔 社中
三、 清元 保名 市川海老蔵
四、 清元 お祭り 市川海老蔵
今回、何が一番、印象に残ったか?と聞かれれば・・・。
やっぱり「口上」ですね。
恥ずかしながら歌舞伎は、今まで何本か観てきたはずやけど、実際に口上を生で聴いたことがなく。。。
これがあるとないとでは、その後の意味あいまでもが異なってくる事に今更ですが・・・。
気づいて。。。
「これほど見る側の受け取り方までもが、変わってくるとは!!!」
『口上』は大事。。。
何より全体の士気が高まる。
下:パンフレットより抜粋
そもそも「口上」とは、江戸時代の武家社会の重要な礼法のひとつでした。作法に従い、口頭で簡潔に必要な事柄を伝達することが要求されたこの武家の礼法が、歌舞伎の「口上」源流とされています。
その魅力は、口上を述べる俳優が役を演じるのではなく、俳優個人として、自分の言葉で観客に語りかけるということに尽きます。
一俳優として述べる「口上」は、舞台と客席にある種の一体感を生み出し、華やかな独特の雰囲気を醸し出します。
最後は、お馴染みの『隅から隅まで、ず・ず・ずいっーと!』の声が聴こえてきた時、バッチリ!何かが下りて来たね。
これだけでも見る価値大です。
また今後のライフスタイルにも役立てれそうな予感(ありがとうございます)。
そう言えば・・・。
『まだ足りぬ、踊り踊りてあの世まで』という好きな言葉があります。
これは大正・昭和にかけての名優6代目・尾上菊五郎の辞世の句です。
かつて踊りの名手と評された6代目・尾上菊五郎(享年63歳)。
歳を重ねても尚、亡くなる間際までも芸に身を呈し、いつまでも自分に満足しない、この向上心。
是非、お手本にしたい限り。。。
そうそう
誰かが、言いよったねえ。
自分に満足した人は天狗になり発展が止まる。
自分に満足できないから、向上心は生まれる。
と!
そして・・・。
若くして成功した人は、苦労を知らんき、のぼせ上がる。
また、そんな人に限って自分の価値基準と、世間の価値基準がズレちゅう事に気づこうともせん。
人生がうまく行きゆう時こそ、自分の立場を冷静に判断して、謙虚に行動することが、いかに大事かー。
そうじゃなきゃー、すぐに落ちるき。
と。
うんー!
少しは年配者の話しも聞いてみんと、いかんです。。。