びょうびょう
“byo byo”
戌 Dog
W11×H7×D2.6 cm
狂言の世界でも、よく出てくる擬音語びょうびょうびょう(犬の鳴き声)
日本人が犬に鎖をつけて飼うようになったのは江戸時代からと云われています。
それ以前は放し飼いで野性味のある獰猛な犬も多く、
今日本で飼われているような犬の鳴き声とは違っていました。
狂言などで鳴き声を「びょうびょうびょう」と言うのは、
当時の犬の声が今とは異なり「びょう」であったため、あのような表現とされています。
そして江戸時代からは、犬の置かれる環境も変化に伴い、
現在でも使われる「わんわん」という表記が見られるようになりました。
また日本語は、このようなオノマトペ擬声(音)語・擬態語が非常に多い国で、
万葉言葉、大和言葉なども更に多かったと想像されます。
私たちの生活の中でも、このオノマトペはなくてはならない存在です。
今回は、そんな日本人のルーツをも探っていけるような作品にと制作しました。
● 作者の意図
この作品は土を生かした焼き物ではない置物です。そのため、とても壊れやすいです。無事、務めを終えたとき、もう必要なくなったなと思ったときは、そっと土に還してあげてください。もし飾っている途中、何らかの事情で壊れてしまっても、そこは決してもったいないとか、残念だとか、落ち込んだりする必要はありません。寧ろ、その時この子はあなたの役に立つことが出来、悦んでいます。カタチあるものは、やがてなくなるのが常。それが、この子のお役目なのですから。土こそが自然界における、すべての土台です。『びょうびょうびょう』は、土へ還すことで、その新しい土地で蘇生し、またこの世の中を見守り続け、自然と人との共栄を願う作品になります。
● 作品が出来るまでの工程
自宅の山から赤土を採取し、これを一度、日に干し乾燥させます。土が乾いたところで、振るいにかけ細かい土だけを選別します。そこへ藁と水を練り込み、一晩寝かした土を水分調整し、それから一つ一つカタチを創り、自然乾燥させた作品です。焼き物ではありませんので、比較的壊れやすく「水」厳禁で取扱いの方は宜しくお願い致します。
戌 干支の由来
【犬】
社会性があり、忠実な動物。
人との付き合いも古く親しみ深い動物。
勤勉で努力家
2018干支 『戊戌』(つちのえいぬ)
戊(つちのえ)は「茂が語源で、草木が繁盛して盛大になること」。戌(いぬ)は「切るという意味で、草木が枯死すること」。枯れるという側面と、生い茂るという側面があり一方が枯れて、一方が盛大になる、とても変化の大きい年とも言えます。
台座・土佐産ヒノキの扇板は別売り
一枚 ¥1,000(税込)
県外発送は12月15日(金)まで承ります。
ご利用の場合は、銀行振り込みのみでお願い致します。
(ご注文の際はメールもしくは、Telでお願い致します。)
送料は以下の金額が基準です。
一つの箱で干支2個までなら入ります。
北海道(¥1,900)
北東北・南東北・沖縄(¥1,500)
関東・信越(¥1,250)
北陸・中部・九州(¥1,150)
関西・中国・四国(¥1,030)
例:1個(びょうびょう¥1,000)+ 送料(関東¥1,250)=¥2,250(税込)が振り込み金額になります。
数にもよりますが12月22日(金)までには、お届け出来るかと思います。
連絡・問い合わせ / 中山みち
〒781-0311
高知市春野町芳原706-ィ
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