端月

Posted on 2020年 1月 31日(金)

1日
あけましておめでとうございます。
皆様には、幸多き新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
旧年中は大変お世話になりまして、誠にありがとうございました。
本年もよろしくお付き合いいただけますよう、お願い申し上げます。
2020年
一月一日

元旦
お屠蘇に水引き、千両、稲穂もあしらえて。
「屠蘇」という言葉には「邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせる」という意味があります(悪鬼を屠り、死者を蘇らせる)。また元旦にお屠蘇を飲むと、その年の邪気を除き、家庭健康で幸福を迎えると言い伝えられています。

 

 

 

 

 

雑煮
旧年の収穫や家族の無事に感謝し、新年の豊作や家内安全を祈って頂きます。本来は、恵方(年神様がいる方角)から汲んできた「若水」で作るのが慣わしで、神様とともにいただく神聖な料理とされます。

 

 

 

 

 

重箱に詰める前の様子…。
おせち料理を作るなら、やっぱり年末のクリスマスを越える前に食材は、なるべく揃えておいた方が、お財布にとっても安心かと思われます。
それ以降は、煮しめ用の野菜なんかも、一気に値段も跳ね上がるから…とても危険。

 

 

 

 

 

重箱は明治卅、年頃のお重です。

 

 

 

 

 

壱の重
祝い肴(数の子 黒豆 田作り)や紅白かまぼこ 伊達巻 錦卵などのお屠蘇の肴になるものを。品数は奇数とする。
彩りは、山シダ。
【品目】
・数の子 子宝と子孫繁栄を祈る
・黒豆 「まめに働けますように」と願いを込めて
・田作り 田の肥となる小魚に五穀豊穣を祈願
・紅白かまぼこ 日の出を象徴するものとして必須
・伊達巻 巻物は大事なものを象徴
・錦卵 色合いを金と銀にたとえた縁起物
・栗きんとん 金団(きんとん)で金運を呼ぶ

 

 

 

 

 

弐の重
酢の物 焼き物 煮物などの肴を取り合わせ、奇数の料理を詰める。
彩りは、山シダ 裏白。
【品目】
・紅白なます 紅白の彩りもおめでたい
・海老 長いヒゲと曲がった腰が長生きの象徴
・昆布巻き 「よろこぶ」にかけ、一家発展を祈る
・鰤の焼き物 ぶりは大きさによって名前が変わる出世魚ぶりで立身出世を願う
・酢だこはたこを多幸と書いて、幸せがたくさんありますようにという願いが込められている

 

 

 

 

 

参の重
家の味となる煮しめをたっぷりと詰める。
彩りは、ハラン 裏白。
【品目】
・蓮根 先の見通しもよく順風満帆に歩めますように
・里芋 多くの小芋が付くことから、子宝に恵まれることを祈る
・手綱蒟蒻 手綱を締めて心を引き締めるという武家の名残り
・牛蒡 土に力強く根を張ることから、安泰を願う
・人参 丸い人参は「日の出」人参。丸は良縁を意味するとも
・鶏肉 運を“とり”込む
・椎茸 長寿の縁起物亀に見立てる

 

 

 

 

 

5日
国菌である「国を代表する菌」こうじ菌
昔は高知でも、ちらほら見かけた種こうじ屋さんも、今では、すっかり見かける事がなくなりました。

お米のデンプンを米こうじが分解して出来たブドウ糖だけの甘み

手作り米糀の甘酒

〈 材料 〉※出来上がり量:1.5L
米こうじ: 200g(1袋)→市販の袋入り
ごはん: 約400g
お湯(70℃): 約1000cc
温度が重要!!
炊き立てのごはんに米こうじを入れ70℃のお湯を混ぜ合わせます。
温度が55〜60℃になるようにします。
炊飯器などで保温し、そのまま55〜60℃に保ちます。(この温度を保つことが最も重要です。)
8〜12時間置いて出来上がりです。
※炊飯器を使用の場合は、炊飯器のフタを開けたままで、布などを覆っておくと温度の調整がしやすいです。

また今回は、腸内環境も整うヨーグルトと甘酒割りに。

ノンアルコールなので子供さんにもオススメです。
甘酒は飲む点滴 飲む化粧水とも言われ疲労回復
アンチエイジング・美肌 美白と、また日本人のDNAにブドウ糖の甘みは染み渡ります。
◇ ちなみにフルーツと甘酒割りもオススメです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初花カフェフォーレスト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7日
本日、7日七草粥にて
“the seven herb rice porridge”
七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれてきました。1月7日に食べる七草粥の習慣は、江戸時代に広まり…。年頭にあたって豊年を祈願し、そこで無病息災を祈って七草粥を食べようになりました。また飲んだり食べたり疲れている、お正月明けの胃腸にも、とてもやさしい食べ物です。
The seven herb rice porridge was introduced from China and then became popular in Japan by Edo period. Its original intention is to protect oneself against evils and invite good luck and longevity by eating the seven herbs that endure the cold winter.

 

 

 

 

 

芹(せり)
water dropwort
競り合うように生えることから、この名がついたと言われています。その為、「競り勝つ」という意味をもち縁起物とされています。

 

 

 

 

 

薺(なずな)
shepherd’s purse
「なでて汚れをはらう」とされる縁起の良い植物。

 

 

 

 

 

御形(ごぎょう)
cudweed
仏のからだ(仏体)を表すとも言われ、縁起物とされています。

 

 

 

 

 

繁縷(はこべら)
chickweed
「繁栄がはびこる」意味をもち縁起のよい植物とされています。

 

 

 

 

 

仏の座(ほとけのざ)
henbit
ホトケノザとはその名の通り「仏の座」と書き、まさに縁起物であることが伝わります。

 

 

 

 

 

菘・鈴菜(すずな)
turnip
スズナは「神を呼ぶ鈴」として縁起物とされています。

清白・蘿蔔(すずしろ)
daikon radish
大根でお馴染みの、その根である白い部分が「汚れのない純白さ」を表しスズシロと呼ばれるようになったとされています。

 

 

 

 

 

健胃効果・食欲増進・利尿作用・二日酔い解消・解熱・去痰・咳止め・気管支炎予防・扁桃腺炎予防・肝臓回復効果・そばかす予防・あかぎれ予防・心の安定効果などが期待され、また風邪予防にも、うってつけの食材です。

 

 

 

 

 

12日
去年Fasebookでつながった教え子と花カフェフォーレストにて会食。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15日
小正月
お供えしていた鏡割りのお餅や小鏡を水に戻して今日は小豆粥。
邪気を払い万病を防ぐ意を込めた小豆粥。
小豆のように赤い色の食べものは邪気を払うと考えられており、古くは『土佐日記』や『枕草子』などにも、小正月に小豆粥を食べたことも記されております。

 

 

 

 

 

長浜 萌葱亭

神田 ケーキ&カフェ12か月

久しぶりの友達との会食。

 

 

 

 

 

16日
土佐の郷土料理
御仏事(おぶつじ)
大根 人参 里芋 ごぼう こんにゃく 厚揚げ 椎茸などを、細かくさいの目に切り、小豆のだしで、醤油、みりん、塩、砂糖を加え、ことこと煮ます。
昔から高知では冬に大鍋で煮込み,何度も煮返しながら食べられて来ました。
浄土真宗の多い、この辺りでは親鸞聖人の毎年のご命日(旧暦11月28日、新暦1月16日)に際してのご法事『お取り越し』にお供えしたり、ご近所にくばったりします。
今時期になると子供の頃から、これを食べ染めてきているせいか⁈自然と体も、おぶつじを欲します(笑)。
食材の組み合わせも身土不二をも感じさせる、先人の知恵には学ぶものも大きいかと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

18日
初観音
観世音菩薩の初縁日。
神仏がこの世と縁を持つ日を縁日といい、お参りすると御利益も多いとされ、また「観音さま」とは「観音菩薩」または「観自在菩薩」とも言い、人々を救うために、姿を変えてあらわれると言われています。変身できる姿は、三十三種類とか。
相手に応じて、おじいさん、おばあさん、男の子、女の子、僧侶など、さまざまな姿で現れてくださるそうです。
今日は近くの土佐西国三十三ヶ所観音霊場の22番札所でもある柏尾山 求聞持院観音正寺観音堂の聖観世音菩薩へお参りに。
家にあったものを、そのままお供え般若心経、観音経必鍵、十句観音経を唱えフィニッシュ。
今年も宜しくどうぞ〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

23日
一月下旬ではありますが…。
梅鴬の候(ばいおうのこう)にあります。

 

 

 

 

 

29日
一月だけど…。
蕗の薹(ふきのとう)。
Butterbur scape

 

 

 

 

 

去年から、ずっと気には掛けておったものの…。為す術もなく、半分途方に暮れながら、それでもたまに大貫妙子&坂本龍一 / 3びきのくまを聴きつつ…何とか出来んもんかと祈ることより他はなしで…。

それが今年の初夢…。意外な答えが返ってきました(笑)。ええ、了解致しました。この件、ダメもとで、お引き受けさせて頂きます。