孟秋

Posted on 2018年 7月 31日(火)

7月1日
カレーじゃないよ。
やっと出来た梅ジャム。

 

 

 

 

 

7月4日
高知県の県花
楊梅(やまもも)
Yangmei

やまももは中国から来たと伝えられています。
漢名 揚梅(ヤンメイ)
また別名として楊梅(ようばい)、山桜桃、火実などがあり、古代から和歌などで親しまれています。
「古事記」で、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が桃の子(み)を投げつけて黄泉の国の雷神を退散させる、という部分があり…。
この桃の子は山桃の実だとの説があります。
効能としても健胃、整腸作用、唾液の分泌を促進する作用や消化を助ける作用があります。

えーい!
これでは、ちびちび食べても間に合わぬ。
さすれば、鍋でぐつぐつ煮立てて楊梅ジュースにという事で…。

あーしかし、すいっ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月5日
バジル
Basil
伊名:バジリコ
和名:メボウキ

生粋のジェノヴェーゼパスタ

バジルには鎮静作用も秘めており、腹痛や吐き気、胃痙攣といった症状を鎮めてくれ、この梅雨時期にみられる心身の不調や、なかなか解消されない憂うつ感や疲労感などイライラを和らげ、また神経を落ち着かせたり、偏頭痛にも効果があるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月7日
水害で被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。

七夕(たなばた)
中国、韓国、台湾、ベトナム、日本などにおける節供、節日。
行事食 そうめん
「五色そうめん」で邪気祓いと無病息災を願います。また暑さで食欲が減退するこの時期にぴったりで、天の川や織姫の織り糸に見立てることもできます。

五色(ごしき)というのは、中国の陰陽五行説にちなんだ「青、赤、黄、白、黒」の五色。陰陽五行説とは、古代中国の「木、火、土、金、水」の五つの要素が、この世のものすべての根源である」という説で、「木=青・火=赤・土=黄・金=白・水=黒」を表しています。

 

 

 

 

 

7月10日
本日、四国地方も梅雨明けしました。
平年より8日、昨年より3日早いとの事です。

鬼百合 (おにゆり)
Tiger lily
夏を象徴する花、鬼百合。
人目に近く咲くもの、
深山にひっそり咲くものなど、
その佇まいもさまざま。
遠い夏の記憶を甦らさせてくれる花でもあります。
草丈が1~2mになる大型のユリです。7月~8月頃にオレンジ色の花を咲かせ、花には濃褐色で暗紫色の斑点があります。花は大きく反り返ります。
花の色や形から赤鬼を連想させることから  「鬼百合」の名に。
また別名「天蓋百合(てんがいゆり)」とも呼ばれ…。
「天蓋百合」という名前の由来は、オニユリの花は下向きに俯いて咲き、花びらが反り返っていますので、シャンデリアのようにぶら下がる姿をお寺の本堂の仏像の上にある天蓋に見立てたのが起源とされています。

 

 

 

 

 

7月11日
今宵は、土佐和紙についてのクイズです。

左の紙は上質
右の紙は低品質

さて、この違いについて述べてみましょう。

 

 

 

 

 

7月17日
今週20日は、土用の丑の日を目前に…。
本当に、この暑さときたら…。
ジリジリ度数も半端ないスッ。
既に7月で、くじけそうな勢い。
今日は、だいぶ奮発して気の早い暑気払いへ。
写真は、ご近所の『かね春』さんにて。
この丼の下にも、実は鰻が眠っている二重構造の作りに、お陰様で疲労も回復に。
ありがとうございます。

 

 

 

 

 

7月20日
20日土用入り
梅干しの土用干し
7月20日(夏土用入り)~7月23日(大暑)の間の、
いわゆる三日三晩、梅を日干しします。
しかし今日から天気は崩れそうな気配…。

またこの時期は立秋前の十八日間を夏の土用といい、土いじりを慎み、衣類や書物を干したり、食養生をする時でもあります(特に海では土用波、山ではマムシに要注意の期間)。

そうそう今回は梅の下に模造紙と土佐和紙を敷いて、その違いを研究…。
むむむ。
はやくも、その差が見てとれます。

 

 

 

 

 

7月22日
赤紫蘇(あかしそ)
red perilla

解毒作用に優れ中国の後漢時代に、食中毒を起こした若者を名医:華佗がシソの薬草を煎じて助けた逸話から、蘇るの文字を取ってこの名が付けられたそうです。

しそジュース

疲労回復効果と食欲増進作用があるので、夏バテのだるさや食欲不振の症状に効果的。また糖尿病を予防して便秘を改善。シミを撃退し美肌に近づく作用や更年期障害に子宮筋腫などの婦人病などにも効果があるとされています。

材料は赤紫蘇、水、砂糖、酢を使用。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月26日
家で採れたクリームスイカ

Yellow Watermelon

黄色いスイカなので色素成分のβカロチンが多く含まれています。
お味は、赤のスイカと比べると口当たりの良い甘さです。

 

 

 

 

 

7月27日
シジミ
freshwater clam

シジミの味噌汁
『土用しじみは腹ぐすり』
(夏の土用7月20日〜8月6日)

肝臓の働きを助けてくれる作用もあり夏バテや疲労回復にも効果テキメン。
夏を乗り切るパワーを補充、早速ではありますが…目も冴えてきました。

 

 

 

 

 

7月29日
梅干し
Umeboshi

Pickled plums taste very salty and sour.
When we prepare pickled plums, plums are dried in the sun after being preserved in salt.
Pickled plums are usually eaten in small quantities with rice.
そうそう今回は梅の下に模造紙と土佐和紙を敷いて、その違いを研究…。
まず土佐和紙の上に置いた方は、瞬時に梅酢を吸着。模造紙は半日程して、やや吸着。
その後、どちらも裏表にひっくり返し、まんべんなく日が当たるようにするも模造紙の方は、梅に触れた時、ちょっと硬い感じがしていました。
最終日の23日
模造紙の方は見た目も梅の表面に塩の塊が付着。口へ入れると、硬くてとても塩っぱかったです。梅を取り除いた後の紙には、梅酢の模様も鮮やかで、模造紙を外したえびらにはシミ模様あり。
土佐和紙の方は、見た目も柔らかそうな出来具合いで口に含んだ時、梅独自の旨味も生きている感じがしました。梅を取り除いた後の紙は、不思議と梅酢の色も消えつつ…。その代わり塩が抜けたであろう点々模様あり。土佐和紙を外したえびらにはシミ模様なし。
と、だいたいこのような感じではありましたが、もちろん、これで終わりではございません。
梅は三年ほど寝かしてから本物です。
これから先どんなかたちで育っていくのか、これまた楽しみです。